2018年 こどもの丘保育園 モンテッソーリ教育研修会
2月17日(土)に、「モンテッソーリ教育研修会」をこどもの丘保育園にて行いました。
今年度も講師に、静岡県・松浦学園子どもの家の園長で、日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師養成センター主任実践講師および上席研究員の松浦公紀先生をお招きしました。
研修では、午前の部では保護者を交えて「家庭でできるモンテッソーリ教育」をテーマに講義が行われました。
「逸脱発達」では、大人が設定した環境によって、子どもの考え方に大きく影響を及ぼすので、いかに大人が正しい子どもの知識を持って接するかが課題であるとのことでした。
子どもと大人の目線の違いを認識して、子どもの発達にあわせた環境設定を実践していくことの大切さが理解できました。
教具がなくても家庭で実践できるモンテッソーリ教育の例が示され、お手伝いや家庭にある身近な物を通して、「自分でやりたいという気持ち」、「自分で出来たという気持ち」を育てていく事が、 子どもは自ら学ぶ「自己教育力」を身につけ、心身ともに大きく育つとの事でした。
午後の部は、保育士向けとして「モンテッソーリ教師の12か条」、「自由論」「保育園生活におけるモンテソーリ教育」について講義が行われました。
「モンテッソーリ教師の12か条」では、モンテソーリ教育の要となる12か条を1つずつ紐解き、条項の重みと意味を改めて認識・理解することが出来ました。
「自由論」では、モンテッソーリ教育によって、自由を享受するためには規律や責任が前提となっている事が自然と身に付いてきているとの事でした。
この研修を踏まえて、現在の保育室の環境を見直すきっかけとなりました。また保育士だけでなく保護者とも共通の理解と認識をもって、保育の質の向上に努めたいと感じました。